ストップ集団的自衛権!
日本が直接攻撃を受けていなくても、自衛隊が海外に出て行き、同盟国の米軍とともに戦争ができるようにする――そのために安倍政権は、これまで歴代政権が憲法上できないとしてきた集団的自衛権の行使を容認しようとしています。
しかも、憲法改正を国民に問うのではなく、立法府であり「国権の最高機関」である国会でも議論せずに、政府だけで憲法の「解釈」を変えて、これまでずっと「できない」としてきたことを「できる」としてしまおうとしているのです。これには、自民党の中からも「選挙に勝てば憲法解釈を自由に変えられるのか」(村上元行革担当相)と批判の声があがっています。
そもそも憲法とは、国民の自由や権利を守るために国家権力を縛るためのものです(立憲主義)。それを、時々の政府の都合で恣意的に解釈を変えられるようになったら、憲法は憲法でなくなってしまいます。
これまでの「国のかたち」を大きく変えるだけでなく民主主義を大本から破壊する安倍政権の“暴走”を、立場の違いを超えた広範な共同でストップしましょう。
(2014/02/21)