民主主義は止まらない
政府・与党は、戦争法案(安保関連法案)を強行成立させました。しかし、この間のたたかいは、平和と民主主義を守る国民の巨大なエネルギーを示しました。広範な学者・知識人・法曹界・文化人が、知性と理性に逆行する安倍政権に対し敢然と立ち上がり、若者たちが自らの未来をかけて、自らの意思で次々と行動に立ち上がりました。広範な立場の人々が垣根を越えて結集した共同組織「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が国民の共同の行動を支え、広げる重要な役割をはたし、国会は連日数万、十数万の市民によって包囲されました。これは戦後史の歴史のなかでも画期的な市民の目覚めと運動でした。政府与党はただただ数の暴力で戦争法案を強行しましたが、その暴挙は国民の目の前で行われ、その野蛮な姿に新たな怒りが広がっています。これは彼らの勝利ではなく、敗北への第一歩です。平和と民主主義、憲法を守る国民のたたかいは止めることができないし、今新たな段階へと発展しようとしています。私たちは、広範な人々ともに、違憲・無効の戦争法廃止、「戦争する国づくり」・日米軍事同盟強化をすすめ憲法を壊す安倍政権打倒の運動をさらに発展させるために、全力を挙げる決意です。
(2015/10/01)