自衛隊を南スーダンの戦地に送るな!
政府は、11月20日から陸上自衛隊第9師団(司令部・青森市)を中心とする「第11次派遣施設隊」を南スーダンの国連PKO(平和維持活動)に派遣すると発表しました。さらに、11日にも、昨年9月に成立した安保関連法=戦争法によって可能になった「駆け付け警護」「宿営地の共同防護」の新任務を付与する閣議決定を行うと報道されています。南スーダンでは7月に政府軍と反政府軍の戦闘が再燃し、和平協定が事実上崩壊しており、政府が「治安は安定している」としている首都ジュバでもいつ戦闘が勃発してもおかしくない情勢です。そのような中で自衛隊が新任務を行えば、戦後初めて自衛隊が「殺し殺される」戦闘に巻き込まれる危険性が高まります。憲法9条を持つ日本は、戦わないことを貫き、紛争中立国としての立場を活かして和平の仲介や人道支援の分野で南スーダンの平和に貢献すべきです。全国から「自衛隊を戦地に送るな!」の声を上げる時です。(写真は、10月に青森県で開催された日本平和大会。全国から1500人が結集し、派遣部隊の地元で声を上げました)
(2016/11/02)