翁長知事の遺志を継いで

photo この4年間、沖縄に新たな米軍基地はつくらせないとの立場を貫き、沖縄県民の先頭に立って全身全霊で奮闘されてきた翁長雄志知事が、8月8日に急逝されました。7月27日に、基地建設のための「埋め立て承認」撤回に向けた手続き開始を表明し、11月の県知事選挙に向け病を押して奮闘されてきた中での急逝に、その無念いかばかりかと思わざるを得ません。翁長さんのこの4年間のご奮闘に心から敬意を表するとともに、ご冥福をお祈りするばかりです。
 翁長さんの急逝によって、9月13日告示、30日投開票で沖縄県知事選挙が行われることになりました。4年前の沖縄県知事選では、辺野古新基地建設阻止など「建白書」の実現を公約に掲げた翁長雄志さんが、選挙公約を破り捨てて辺野古新基地建設の埋め立てを承認した仲井真弘多前知事に10万票の大差をつけて当選しました。今回、政府・自民党は官邸主導で現職の宜野湾市長を候補者として擁立し、公明党・創価学会と維新の会の協力をとりつけ、争点そらしや総動員体制で県政奪取をねらっています。
辺野古への新基地建設を阻止するためには、この知事選挙で、翁長知事の遺志を受け継ぐ候補者を何としても当選させなければなりません。日本平和委員会もそのために全力を尽くします。

(2018/08/23)