在日米軍は感染状況を明らかにせよ
在日米軍で新型コロナウイルスの感染が急速に拡大しています。米軍は、正確な感染者数や基地別の感染者数を非公表としてきましたが、沖縄県での集団感染や、自治体や世論の批判を受けて、公表する方針へ転換しました。
米軍は7月16日時点の基地別感染者数を公表したものの、すでに明らかになっている感染者が反映されておらず、また感染者の行動履歴やPCR検査の実施場所などは明らかにしていないなど、きわめて不十分です。
米軍の感染実態の把握を阻んでいるのが、日米地位協定です。米軍は検疫なしで出入国でき、保健所は立ち入りできません。
日本政府は米軍に詳細な感染状況の公開と、日米地位協定の抜本改定を求めるべきです。(各地の平和委員会が自治体や基地司令に要請しています=写真は神奈川県平和委員会の人たち)。
(2020/07/22)